日本のとんでも為替レート

以前からなんとなく空港や銀行なんかで現金やトラベラーズチェックの為替レートをちらちらと見てなんか妙だなと思うことがあったのですが、今回東京駅にある両替商のレートをじっくり見てびっくり。

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なんじゃこりゃ。この両替商、売値と買値の差があまりに大きく、信じられないくらい儲けてます。つまり外貨を売ったり買ったりする私のような一般消費者は、こんなことで外貨を売り買いしてしまったら大損をしてしまいます。

たとえばシンガポールドル、この日(2010年5月31日)は1シンガポールドルを買うのに、約71円を支払わなくてはなりませんが、同じ日、同じ時間に1シンガポールドルを売っても約59円しか戻ってこないのです。つまり1シンガポールドルあたり手数料を12円も取られてるわけです。これ、1シンガポールドルで12円ですが、たとえば10シンガポールドルなら120円、100シンガポールドルなら1200円、1000シンガポールドルなら12000円、10000シンガポールドルなら120000円も手数料を取ってる計算になります。とても信じられん。

ちなみにこの日のミドルレートは大体1ドル当たり65円前後(64.80から65.40)を推移していたので、この会社それぞれ売り・買いに1ドル当たり5円程度も手数料を取ってることになります。冗談じゃない。

ちなみに今日の時点でシンガポールの銀行の為替レート(日本円を現金で売り解した場合)は、日本円を売ってシンガポールドルを買った場合、1シンガポールドルあたり67.46円、シンガポールドルを売って日本円を買った場合、1シンガポールドルあたり64.58円。違いはたったの2.87円です。手数料は1シンガポールドルあたり大体1.4円。さっきの会社で同じ子とやると、違いは12円。4倍以上ですよ! 日本ではこういった両替商で現金を売り買いする場合、シンガポールの4倍の手数料を支払わないと(少なくともシンガポールドルの場合)外貨が買えないんです。ほかの外貨も同じような手数料だと思います。こんなことでいいんでしょうか。こんなところで外貨の売り買いしてはいけません。少なくともシンガポールに旅行に行く方は現地で両替したほうがいいと思います。

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